空久保さんが鳥栖に授ける12色の翼〜カラフルモールとすコーディネーター〜

      空久保章代さん

  鳥栖PLUS編集長の中島重人が、鳥栖でキラキラ輝き、活躍する人を取材し繋げていく企画「Tsunagu鳥栖」

 

第2弾はこの方!

  • Office Sora 代表 
  • 空久保 章代さん
  • 大分県日田市天ヶ瀬町出身(両親は旅館を経営されていた)

鳥栖が誇る「カラフルモールとす」のコーディネーター

JR鳥栖駅から歩いて1-2分の距離にある「フレスポ鳥栖

大型ショッピングモールの一角にある、空き店舗を利活用して生まれた空間「カラフルモールとす」には、それぞれの想いを持ち、資格などをとって自宅で温めてきた手作りの商品やサービスを、出品されています♪

皆、良い笑顔♪

空久保さんはカラフルモールを立ちあげ、現在はコーディネーターとして活躍されています。

大分県日田市天ヶ瀬温泉出身→千葉へ

さてそんな空久保さんですが、出身は大分県日田市天ヶ瀬町。ご両親は天ケ瀬温泉の旅館を経営されていたそうです。大学で国立千葉大学教育学部へ通い、卒業後、千葉県で教師として働かれるようになりました。在学中に出会ったご主人も、同じ千葉県の教師。ちなみに当時の教員倍率は40倍!だったそうです。

ママの代わりになる人なんていない→教師を辞める

結婚し、待望の長男を妊娠すると、空久保さんは体調を崩されます。前置胎盤です。苦しい日々でしたが、出血をしながらも学校に出て勤務されていたそうです。

同じ学校の方から「先生の変わりはいるけど、ママの代わりになる人なんていないんだよ」と声をかけられた事をきっかけに、何よりも「子育てを優先したい」と思うようになり、教師を辞められる決意をされます。

サッカー好きなご主人の夢で、千葉→大分県日田市へ

そんな空久保さん夫婦は、夫婦で教師をされていたのに、千葉から大分県日田市天ヶ瀬町に、そして日田市中釣町⇒佐賀県鳥栖市に引っ越す事になります。それは、どんな経緯があったのですか?と聞くと、「ニコ」っとしながら教えてくれました。

 

日田市に、自分が持たれている土地を芝グラウンドにされている方がおられ、それを知ったサッカーが大好きなご主人が、「俺も作る!」と夢を描くようになり、勤めていた小学校を退職。日田市天ヶ瀬町に引っ越して来たそうです。

 

日田市で教員採用試験を受け合格、再び教師として働き出します。

そして、日田市→鳥栖へ

空久保さんには3人のお子様がいらっしゃるのですが、日田市中釣町に住んでいた頃は、現在19歳で、クアラルンプールに留学中の長男が「サガン鳥栖」の下部組織に入団、長女は同じく鳥栖のテニスクラブで活躍と、日田市から鳥栖市まで週6日、高速で送迎する日々。それがご縁で、鳥栖に住むきっかけになられたそうです。

 

Office Sora を立ちあげ

教員を辞めて、「自宅で子育てをしながら、家で出来る仕事はなんだろう?」と考え、「Office Sora」を立ち上げられます。トランポリンを販売するサイト「スカイトランアドベンチャートランポリン」を作ったり、生分解性が強く、容器も生分解性プラスチックを使用した、自然環境を汚染しない環境に優しい洗剤などの日用品の販売も行われたりしています。

 

トランポリンをすると、子どもも大人も自然と笑顔になります。空久保さんは言います「トランポリンして、笑顔にならない子どもはいないの。すごいでしょ、トランポリンって。」

 

空久保さんのお話を聞いていると、独立されるまでの道程も、取り扱う製品も「子ども達の笑顔」が判断基準になっているのだなと感じました。

 

この日、鳥栖PLUS編集長と副編集長2人と子ども達でトランポリン初体験してきました。感想は、思ってた以上に難しくて、思ってた以上に楽しい♪

 

 

そして、生分解性の強い自然環境に優しい洗剤を取り扱い始めたのも、空久保さんの「源流・原点」である「天ヶ瀬温泉」という自然豊かな地域で生まれ育ったのが影響しているといいます。

 

川や海を汚している原因の7割は家庭排水。実は水が綺麗だけど田舎が多い上流地域の方が今も下水が繋がっていなかったりして、生活排水を流している所はまだある。魚を釣って、変なぶつぶつがある魚を見たり、市販の洗剤で洗った食器で子どもの体調が悪くなるのを見るのがすごく辛かった。

 

自分達の生活で使うものが、自然環境に、子ども達の笑顔に影響していると思うのであれば、一番最初に出来る貢献活動って、日々の生活で使うものからだって思う。という空久保さんの視線は純粋でまっすぐ。僕らは思わず頷くばかりでした。

 

そう、Office Soraのテーマは

 

「子ども達の笑顔」

「地球の未来・自然環境」

 

なのです。子ども達の笑顔について続いて語る空久保さんが語る言葉は力強く、熱く、頼もしい言葉ばかり。

子どもに夢を持とう!と言う大人が夢見れないなんて!

本当に、その通りですよね。子ども達に夢を持って欲しいけれど、親自身が現実ばかり見て夢を見れない大人だったら、きっと子どもには響かない。

 

きっと、そんな空久保さんの生活スタイルが、「カラフルモール」で夢を持ち、色々な事にチャレンジしている皆さんの背中も押しているのでしょうね♪

ショッピングモールと個人が契約を結ぶという奇跡

「カラフルモールとす」は日本のショッピングモールではあり得ない「個人と法人が契約を結ぶ」という奇跡のコラボを行っています。

 

そこには「独立を夢見て、自分のお店をやってみるチャンスの場として参加している方」「趣味を仕事にしてみたいとチャレンジしている人」達の姿が溢れています。

 

夢を見る人々を応援するフレスポ鳥栖。そして、企業と個人が繋がる場所をコーディネートする空久保さん。格好良すぎます♪

 

もし、この記事を読んでみて「カラフルモール」に行ってみたいなと思った方はぜひ足を運んで下さい。壁には随所に佐賀の四季が描かれていたり、オシャレですよ。

 

ばっちり、インスタ映えします!!

カラフルモールとす=12色の翼

 

夢を持つ、チャレンジをしたい人達が集い、地域のショッピングモールの支援を受けて成長していく場所「カラフルモールとす」。それをコーディネートする空久保さんは、「それぞれが持つ個性、色、12色のカラフルな翼」を鳥栖に授ける希望の存在ではないでしょうか。

 

地域の人と企業が繋がり活性化に繋げるモデル事業。今後どのような展開を見せてくれるのか楽しみで仕方ないですね♪今回、沢山の刺激を頂きました。ありがとうございます。

この記事を書いた人

重人プロフィール
         

:中島 重人

鳥栖PLUS 編集長

14歳の頃から22年以上、河川活動に取り組む。Good Newsという団体で筑後川のゴミ拾い活動や自然体験活動を行っています。 家族は妻と長男、そして一卵性の双子の長女と次女の5人家族。2018年、地域プロジェクト「鳥栖PLUS」編集長を務めさせて頂く事になりました!楽しみます! ◆ブログ https://goodnews-0215.localinfo.jp/

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