【まちづくりコラム】数字から見る鳥栖 Vol.2

     

 

まちづくり担当の井手口です。前回に引き続き、『数字から見る鳥栖』のコラム書きます。

 

それに合わせまして、最後にイベントのご紹介もありますので良かったらご参加いただけたら幸いです。

 

商業施設×福祉の実現を目指して

まちづくりスポット鳥栖では、以前、こちらの記事でも取り上げさせていただきましたが、4月から『とすカフェ』という居場所の取り組みをさせていただいています。

 

その取り組みを実施しようと思った背景には、厚生労働省が以下のような取り組みをしようとしているということがあります。

 

 

一般的に社会的弱者と呼ばれる『高齢者』『子ども』『障がい者』の皆さんを地域力を強化する事によって、支え合う社会をつくりましょうという考え方です。

 

その為に、今、日本全国でそれぞれの対象者に対して『地域包括ケアシステム』『子育て支援拠点づくり』『地域生活支援サービス』などを提供することできっかけをつくろうとしています。

 

その背景は、政府と行政の限界があります。

 

いやいや、行政が限界だなんて…そんなわけないじゃん…と思いますが、さっそく、鳥栖市(行政)のお金(年間予算)から見てみましょう。

 

自治体では高齢者と子どもの為の支出が急激に増えている

高齢者が増えることは、行政からみると高齢者福祉に関する支出や生活保護費などに必要な予算(扶助費)が大きくなります。

 

特に、介護保険制度の活用による介護サービスの利用が増えれば増えるほど支出は増えます。

 

上のグラフを見てもらうと分かるのですが、上から順に公債費・人件費・扶助費となります。

 

鳥栖市の年間予算の中の扶助費の割合がここ10年で一気に倍近く増えているのが分かると思います。

 

そして、行政の人件費は10%もカットされています。

 

それはすなわち、行政の人材の減少と行政職員の一人当たりの仕事の量が増えることを意味します。

 

民間企業でいういわゆるブラック化は、行政にもちゃんとあるんです。

 

もちろん、高齢者が増えるけれども、少子化の為、同時に労働人口が減るため、税収は減ります。

 

これらのことをまとめると下の図のようになります。

 

 

高度経済成長期の行政の業務は主にインフラ整備などで生活支援サービスといっても非常に見えやすく、それを実行することで多くの住民が理解、共感、納得しやすいものでした。

 

しかしながら、現在の公共サービスに対するにニーズは、介護保険サービスだけを見ても要介護1~5及び要支援1~2と全部で7段階に分かれているようにサービスが多岐に別れてしまい、非常に人手と時間がかかる公共サービスが増えてきています。

 

以上の理由から、行政側だけで公共サービスを担うことは限界なのです。

 

私もあなたも誰かを支える社会が待っている

まちづくりスポット鳥栖では、毎月第二火曜日の11時から14時までの3時間の間に『とすカフェ~みんなの居場所~』をフレスポ鳥栖内で開催しています。

 

この取り組みは、NPO法人とす市民活動ネットワーク内のまちスポ鳥栖事業部が企画し、大和リース株式会社よりカラフルモールとす区画の場所を提供頂きながら、鳥栖市内の様々な市民団体や事業者と連携して実施しています。

 

交流スペース、キッズスペース、相談コーナーを設けて子どもから高齢者まで幅広い年代層の方が気軽に立ち寄って頂くことができます。

 

また、中には日ごろの何気ない相談から本格的な相談まで無料でお受けできる場所もご用意していますので、お気軽にご利用ください。

 

これらの取り組みで大切にしたいのは、「私もあなたも誰かを支える社会が到来する」ということです。

 

そして、そのことをより多くの方へ伝える為に、市民活動に関して経験豊富でとっても面白い先生を鳥栖にお呼びすることにしました。

 

私もあなたも誰かを支える社会が待っている

 

 

そんな思いから、私が所属するまちづくりスポット鳥栖事業部では、『つながり、助け合いからはじまるまちづくり』と題して、大阪ボランティア協会の早瀬さんをお招きして、講演会を企画しています。

 

関西弁で繰り広げられる、面白く、でも、まじめな市民活動のお話。

 

ちょっと、何かをしたいと思っている人。

 

これから、副業が始まる社会人生活を充実させたいと思っている人。

 

地域に貢献する企業や会社を真剣に考えている人。

 

様々な視点から楽しみながら勉強する機会になると思います、皆様のご参加をお待ちしています。

つながり、助け合いからはじまるまちづくり  ~高齢者や子どもに安心、安全なまちづくり~

講演会詳細

【開催日】 

2018年10月20日(土)

 

【会 場】

とす市民活動センター
佐賀県鳥栖市本鳥栖町537-1 フレスポ鳥栖2F

 

【時 間】

受付開始 13:00

講演時間 13:30~15:30

 

【定 員】

50名 

 

【参加費】

無 料

 

【講 師】

早瀬 昇(はやせ のぼる)氏
(大阪ボランティア協会常務理事/NPO法人日本NPOセンター理事など)

 

【お申込】

・TEL:0942-81-0711

・FAX:0942-81-2627

・E-Mail:machispo.tosu@gmail.com

 

※お名前・住所・お電話番号・メールアドレスなどをご記入の上、上記の番号もしくはメールアドレスまでお申し込みください。

 

【主 催】

とす市民活動ネットワーク まちづくりスポット鳥栖事業部

 

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