皆さんこんにちは!!鳥栖PLUS編集長の中島重人です。今日は鳥栖市・久留米市・そして朝倉市という市や県を飛び越えて生まれた温かな「絆」の物語をご紹介させて頂きます。
温かな「絆」の物語
九州北部豪雨で被害を受けた原鶴温泉の「鵜飼い」
2017年に九州各地に甚大な被害を与えた「九州北部豪雨」。福岡県朝倉市の観光地「原鶴温泉」でも大きな被害が出ました。大量の土砂が堆積した影響で観光の目玉「鵜飼い」も出来なくなってしまったのです。
原鶴温泉と同じ筑後川を下った場所に位置する福岡県久留米市で、私が代表を務めさせていただいて、筑後川のゴミ拾い活動や自然体験活動を行っている河川協力団体「Good News」は、「同じ筑後川流域で困っている皆さんの為に、何が出来るか」を考え、様々な取り組みを行ってきました。
「同じ筑後川流域の皆さんの力になりたい」と始まった募金活動
その第一弾としてまずは、「フレスポ鳥栖」で開催された「action7」というチャリティーイベントに、「三連水車の里 あさくら」様と一緒に出店をさせて頂きました。九州北部豪雨以降、筑後川の河川敷に打ち上げられた「流木」を用いた「筑後川流木ハーバリウム」などの販売も行い、その収益を募金として集めていきました。
その後も鳥栖市内・久留米市内で募金を集める様々な活動を実施し、数ヶ月間で集めた金額を、心ばかりではありますが「原鶴温泉」で鵜飼い復興の為に河川の整備などをボランティアで続ける林さんへ寄付させて頂きました。
それから半年、原鶴温泉の方からご連絡が
それから約半年して、「原鶴温泉」の関係者の方から連絡が。「5月23日に、原鶴温泉の花火大会があります。鵜飼い用の船を1隻用意していますので、皆さんで遊びに来ませんか?」というお誘いです。
まだまだ復興への道は険しく大変な中、素敵なお誘いを頂いたGood Newsと、一般社団法人北部九州河川利用協会の皆さんで「ぜひお伺いしたい!」との想いから、23日(木)仕事帰りに皆で遊びに行って来ました!
原鶴温泉へ到着すると、夏に向けて一足早い祭りの準備で盛り上がっていました。何だか、ワクワクする!
河川敷について、Good Newsの皆さんはこちらへどうぞと誘導して頂いた先には何と
心温まる贈り物。
鵜飼いの際に観光客が乗られる屋形船を1隻、花火大会閲覧用に準備して頂いていました。船に乗って水上から花火大会を見れるなんて、何て贅沢な・・・。
恐縮してしまうメンバー達でしたが(笑)、林さんたちから「いつも原鶴温泉を応援してくれとーけん、たまにはこちらもおもてなししたくてね」と有り難いお言葉を頂きました。僕達が出来た事なんて本当微々たるものなのに・・・。でもなんだか、筑後川の上流と下流で、川をきっかけに人が繋がりだしたのかなって、筑後川が繋いでくれた絆を感じました。心が温かくなる贈り物を頂きました。
せっかくだから楽しもう!と大人も子どももワクワクキラキラした目で船に乗り込み、ご飯を食べながら花火大会を待ちます。
河川敷から見る夕陽は最高でした。
日が沈み、いよいよ花火大会。
今宵、見上げる原鶴の花火は最高
河川敷、水面から見上げる花火は最高の贅沢でした。子ども達も大喜び。「パパ、今年の夏も沢山花火見に行って沢山遊ぼうね」ってキラキラした瞳で歓声をあげなら言う子ども達。夏祭り、花火大会って、特別な雰囲気があるよね。
花火が終わったら、Good Newsスタッフ・一般社団法人北部九州河川利用協会の皆さんで記念撮影♪
原鶴温泉と久留米・鳥栖の皆の想いがひとつの絆を産んだ。そんな風に思える忘れられない1日になりました。